脱毛前には自己処理したり、いろいろ気を付けなくてはいけないことがたくさんあって大変でしたよね。
しかし施術が終わって安心し、なにも気にせず生活していると肌が荒れてしまうことも。
脱毛の施術を受けた後にどんなことを気を付けるべきなのか、お伝えしていきます。
施術後の肌は非常にデリケート
ミュゼで脱毛した後の肌は強い光を当てられたことによって軽い火傷をしているのとほぼ同じ状態。
そのため脱毛直後の肌は少しの刺激にも過敏に反応してしまい、痒みや痛みを感じやすく炎症も起こしやすくなってしまっています。
施術後に注意しなくてはならないことは、ざっくり言うと「乾燥しないこと」と「肌への刺激を極力減らすこと」の2つです。
脱毛直後のデリケートな肌は、乾燥することで強く痒みを感じたり皮が剥けてきてしまうことも。
また普段はなんの影響もない刺激でも、脱毛直後の肌には長く引きずる肌トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
とはいえ日常生活のどのタイミングで乾燥を引き起こす可能性があるのか、どんな刺激を与えてはいけないのか、いまいちピンとこないですよね。
ここでは脱毛当日に避けるべきこと、翌日以降脱毛に行かなくなるまで気を付けたいことに分けて説明しましょう。
脱毛当日にしてはいけないこと
いつもは肌が潤ったり美容のためにしていることでも、敏感になった肌には悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
肌をキレイに保つために、以下のことは避けるようにしましょう。
- 保湿クリームを使用する
- 日焼けする
- 日焼け止めを塗る
- 施術当日の自己処理
- 施術後12時間以内のアルコール摂取やエステ、マッサージ、スポーツ、入浴など体温が上がってしまう行為
- 肌を冷やしすぎること
- 予防接種(※これに関しては、施術後10日間は避けましょう)
1.市販の保湿クリームは脱毛効果を下げる可能性がある
先ほど脱毛をするにあたって最も注意しなくてはならないことは「乾燥」と書きました。脱毛後に保湿クリームを塗ってはいけないのは一見矛盾しているようにも思えます。
しかし、脱毛直後に自分で購入した市販の保湿クリームなどを塗ってしまうと、脱毛効果が下がってしまう危険性があるのです。
ミュゼのミルクローションなら使用可能
市販の保湿クリームにはサラサラとした感触を出すためにシリコンが含まれている商品が多いです。
これらのシリコンの含まれた保湿クリームを脱毛直後に使用することで、クリームの中のシリコンが毛穴に詰まってしまい毛が抜けていくのを防ぐことになってしまいます。
もちろん脱毛直後の肌は非常にデリケートで、またレーザーを当てたため乾燥状態もひどいのでなんらかの保湿を行いましょう。
ミュゼでは施術の直後に、ミュゼが独自開発したノンシリコンのミルクローションを塗ってもらえるので心配ありません。
このミルクローションはミュゼの店舗や会員サイトで購入することができます。
施術当日のお風呂上りに保湿ケアができないことが不安な方や、普段から肌が乾燥気味の方は1つ持っておくと安心ですね。
このミルクローションなら施術した日でも塗ってもいいですし、普段のスキンケアにも使用することができるのでとても便利です。
2.脱毛で弱った肌に日焼けをすると、肌が黒ずんでしまうことも
脱毛直後に日焼けをしてしまうと、
- 痛みを感じる
- 炎症が起きる
など、さまざまな肌トラブルを起こす危険性があります。
脱毛直後の肌は脱毛器の熱によってバリア機能が著しく低下している状態です。
そうなっている肌に紫外線による刺激を与えてしまうと乾燥が進んでしまい、痛みを感じてしまうこともあります。
バリア機能が低下しデリケートになった肌は非常に炎症を起こしやすいです。
さらに、肌に強い光を当てていることでメラニン色素を生み出すメラトニンの働きが活発になっています。
炎症を起こしやすく、かつメラニン色素が沈着する可能性の高い状態の肌に日焼けをすることで、色素が沈着した状態の炎症を起こしてしまうのです。
この炎症は火傷のようなものであり、肌は黒ずんだままなかなか元に戻りません。
キレイになるために脱毛を始めたのに肌が汚くなってしまう原因になってしまいます。
そのため、脱毛直後の日焼けは絶対に避けるようにしてください。
どうしても日焼けをしたい、長い時間日に当たる予定があるという方は、施術してから1週間~3週間はあけてからにしましょう。
3.脱毛直後の日焼け止めクリームの使用はNG
こちらも保湿クリームと同様、毛穴に詰まって脱毛効果を減少させてしまう可能性があります。
また日焼け止めを落とす際に石鹸をつけて入念に落とさなければいけないとすると、入浴時に肌にかかる負担も大きいものになってくるでしょう。
とはいえ脱毛後の日焼けもしてはいけません。脱毛後には薄手のカーディガンや長いジーンズなどを着用するなど、極力露出を避けた服装をしましょう。
ほかには予約を取る日程に融通が利きそうな方であれば、腕や脚などの日に当たりやすい箇所は夏ではなく長袖を着用する時期に被るように予約を取るという対策もあります。
4.自己処理など肌を傷つけると黒ずみの原因になる
施術直後の肌はとても敏感になっています。敏感になっているところにカミソリなどを使って肌を傷つける行為をしてしまうと、黒ずみの原因になってしまいます。
シャワーを浴びる際もなるべく肌に刺激を与えないようにナイロンタオルなどでこすらず、ぬるめのお湯でやさしく洗い流す程度にしましょう。
5.体温を上昇させてしまうと炎症を起こしやすくなる
人間の体はアルコール摂取や運動などによって体温が上がると、適温を保つために毛穴が開いて汗を流し体温を下げようとします。
普段の生活では心配することはありませんが、脱毛によってバリア機能が低下した肌は毛穴が開いただけでも炎症を起こしやすい状態です。
さらに汗によって肌の雑菌が増殖し、痒みを起こしてしまうこともあるでしょう。
スポーツや入浴以外にも、冬場などにストーブに直接当たることも体温の上昇や乾燥につながってしまうので避けたいですね。
6.痒くても冷やしすぎは脱毛効果を下げることに
また、施術後に肌が赤くなったり痒くなったりしたときは、掻かないようにして水で濡らしたタオルなどで冷やしましょう。
このとき保冷剤などの極端に冷たいものを使用してしまうと、施術で毛根に与えた熱によるダメージが回復してしまいます。
サロンやクリニックの脱毛は毛穴に与えたダメージによって脱毛・抑毛効果を与えるので、冷やし過ぎてしまうことでせっかく行った施術の効果が薄まってしまうのです。
7.脱毛直後は体調が急激に変化することも
脱毛を行った後、体質によっては急に体調不良を起こしてしまうことがあります。
予防接種などを行うと、体調不良によって副作用が出てしまうことがあるかもしれないので、施術前後10日間は避けましょう。
施術の翌日以降、脱毛に通わなくなるまで気を付けること
脱毛期間中は施術の直後だけでなく、長期的に肌の状態に気を配ったほうが1回の施術の効果が上がり、最終的に脱毛に通う期間が短くなります。
脱毛が完了するまでのスキンケアでは、以下の3つのことに特別力を入れてみてください。
- 日焼け対策をしっかり
- 自己処理ではカミソリか電気シェーバーを使う
- 保湿ケアを継続して行う
1.日焼け対策をしっかり
施術を受けた直後に日焼けをしてしまう危険性については上の部分でお話ししましたが、直後でなくても日焼けはできる限り避けましょう。
日焼けをしてしまうと、1回の施術で毛穴に与えられるダメージが小さくなってしまうからです。
ミュゼの脱毛方法である光脱毛は、メラニン色素に反応する光を出すことで毛穴にダメージを与えることによって脱毛効果を現します。
そのため日焼けをした状態で通常の光の強さを出力すると、火傷をすることに繋がりかねません。
万が一火傷してしまってはいけないので、ミュゼでは色素が沈着している場合には光を弱めて当てます。光を弱めるということは、毛穴に与えられるダメージも少なくなるということです。
そのため脱毛が完了するまでに日焼けをしていない状態よりも多い回数通わなくてはならなくなってしまいます。
2.自己処理ではカミソリか電気シェーバーを使う
施術を受けてもすぐに毛が生えなくなるわけではないので、自己処理を避けて通ることはできないですよね。
しかし、脱毛が完了するまでしてはいけない自己処理の方法があります。
毛抜きや脱毛テープ、脱毛ワックスなどによる、毛を抜く方法での自己処理です。
確かに毛を抜く方法による自己処理は黒いポツポツした痕も残らないですし、キレイに仕上げられる方法でしょう。
それらの自己処理は毛穴に炎症を起こしやすく、肌荒れなどのトラブルを起こす原因にもなってしまいます。
また、次に施術を受ける時に毛穴に黒い部分がないと脱毛器が反応せず、せっかく施術を受けてもまったく効果がでません。
毛を抜いて処理してしまうことにより毛周期が狂ってしまうので、効率的に脱毛を進めることもできなくなってしまいます。
自己処理をするときは必ずカミソリか電気シェーバーを使いましょう。
3.保湿ケアを継続して行う
肌の保湿は、脱毛をしたい人にとって必要不可欠ともいえるケアです。
ミュゼは肌の乾燥している範囲が広いと、施術を断られてしまうこともあります。
保湿を継続的にすることで、ミュゼに行ったときに「肌が乾燥しているから」という理由で脱毛してもらえない可能性がぐんと減るでしょう。
また、保湿クリームを塗ることで肌も毛も柔らかくなり、埋もれ毛が解消しやすくなります。
さらに施術のときに感じる痛みがおさえられますし、脱毛器の光が通りやすくなるという利点もあります。
とくに自己処理を行った後は重点的に保湿をするように心がけましょう。このとき、敏感肌用の保湿クリームか乳液を使用すると肌の負担も少なくて済みます。
脱毛後は肌に「乾燥」と「刺激」を与えないようなケアが大切
脱毛直後の肌はバリア機能が低下し、とても敏感です。
そのため「乾燥」や「刺激」を与えてしまうと肌トラブルの原因になったり、脱毛が完了するまでに長い期間がかかってしまうことにつながりかねません。
脱毛直後はできるだけ肌に強い力で触れなくてはならないことや血流が一気に良くなるようなことは避けましょう。
脱毛完了までは日焼け対策や保湿をしっかり行い肌の状態を良くすることで、一回一回の施術の効果を上げることができます。